刀禅神楽坂稽古会

日本発のボディワーク刀禅の神楽坂稽古会です。

身法研究会時代の練行を学ぶ 8月25日稽古日誌


 刀禅はその昔「身法研究会」という稽古会でした。

 その頃に小用先生が作られた練行法(稽古法)いろいろあるのですが、先生は最近発明された練行法の指導に専念されているので最近はあまりやることがないのですが、先週に引き続き神楽坂に来られたS先生が九箇を稽古していた我々にある練行法の指導を行ってくださいました。

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逆風・月輪 8月18日稽古日誌

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 この日の稽古には突如大先輩のS先生がいらっしゃったので、基本刀法の逆風と月輪を指導していただき、たくさんのダメだしと修正をいただきました。


 基本刀法はかつて小用先生から指導していただいた刀法で実戦的なテクニックというよりは、刀禅が重視する基準性を重んじ、歩法と運刀、そして「円環端無し」を理解し身につけるための錬行法(練習法)です。


 元々の逆風とは九箇之太刀(通称:九箇)のひとつで、九箇のふたつ目に出てくるカタです。

九箇は上泉伊勢守が自らが学んだ念流、新当流、念流の中から9つの技を選び出し改正して自流のものとしたものです。


 九箇の中での逆風は、使太刀(自分)が右頭横上段構えると打太刀(相手)が顔に太刀を付けてきます。

これに対して打ち掛け、打太刀が避けたら引きながら誘い、打ってきたら左上段から打って勝ちます。


 この時の使太刀の動きをひとり稽古用の錬行法(練習法)として小用先生が創作したものが基本刀法の逆風となります。

前から見ると刀をXと♾️の中間のように動かします。

 月輪は逆風の逆回転というか切り上げる動きでできています。したがって錬行の逆風と月輪はセットで稽古することが多いです。


 刀禅を学ばれている方の中には剣術に興味がない方もいらっしゃいますが、基本刀法は球磨や掛け掌と並ぶ良い稽古なので食わず嫌いせずにやってもらえると嬉しいです。

 

今週読んだ本

昭和天皇の最後の著作が古書市場で投げ売り価格になっていると聞き購入しました。植物好きなら一家に一冊備えておきたくなる傑作です。

定期的に読みなおしたくなる本です。

象形拳をやっている方は絶対読んだ方がいいです。

タイトルで拒否するのはもったい一冊。意見が合わない他者をネトウヨ、パヨクと言いがちな人には刺激が強いかもしれない。数年前父親が亡くなったので、共感するところも多い本でした。

最近寝不足なので....
よく寝られるなら陳式でも楊式でも構いません。