「刀禅」は伝統武術の共通原理を礎に、全ての身体運動の基盤となる根源的な力を養う日本発ボディワークです。
刀禅-日本発のボディワーク
刀禅は、伝統武術の共通原理を礎に、全ての身体運動の基盤となる根源的な力を養うボディワークです。立つ・歩くという基本的な動作を精密な基準を設け丁寧に行うことで、関節運動を補完し、それを越える内圧運動への転換~機能性と効率性・安全性を兼ね備えた総合密度の高い身体を目指しますが、二人で行う相対稽古により、独りよがりではない、検証性を常に持つワークであることも特徴です。
現在、武術家・施術師・ボディワーカー・トレーナー・ダンサー・アスリートをはじめ身体を研究される多くの方々が練行し、各分野で成果を上げています。限りなく奥深いワークではありますが、老若男女問わず、全くの初心者でも御参加できる内容です。
日常的所作の再構成
刀禅は武術ではなくボディワークとしています。
稽古では武術由来の動作は行いますが、いわゆる突き蹴り投げなどの稽古は行いません。また木刀や槍なども使いますが、いわゆる型稽古もおこないません。一方舞扇や足半などを使うこともあります。
日常生活を成り立たせている振る舞いや身のこなし。それらすべての基盤となる根源的な力の養成が刀禅の稽古です。
ゆえに刀禅は武術ではなくボディワークなのです。
普段無自覚におこなっている「立つ」と「歩く」の動作。生きるのに不可欠だが当たり前すぎて顧みることのないこれらの行為。
刀禅では足の置き方と運び方にシンプルかつ精密な基準を設けることで「立つ」「歩く」の運動方式をゆっくり徐々にしかし根こそぎ変えていくことを狙いとしています。
刀禅創始者・小用茂夫(Shigeo Koyou)
虚弱な幼少期、青年期の腰椎圧迫骨折などに悩まされる。活路を空手、古流剣術、中国武術、合気柔術など武術に求め、そこで多くの傑出した師に出会い素晴らしい境地を知る。一方で、そこへは辿り着けない自分の身体性と向き合うなかで、欠陥の多い身体でも、そうした師の境地に至る術は無いかと独自の模索を重ねる。幸い稽古仲間に恵まれ長い実験と検証の時代を経て現在の方法に辿り着き、ボディワーク刀禅として提唱するに至る。
刀禅神楽坂同好会(準)について
刀禅神楽坂稽古会は小用茂夫先生許しを得ての2018年8月30日から活動しています。少人数ながら神楽坂を中心に新宿区一帯で活動しています。一人でも多くの人に刀禅を体験していただけることを目標にしています。お気軽に参加してください。