刀禅神楽坂稽古会

日本発のボディワーク刀禅の神楽坂稽古会です。

淀みのない左右転換

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 前進しながらの左右転換を稽古しました。

  刀禅において理想は常に淀みなく等速で動くことです。これは歩法や運刀にも当てはまり一歩一歩動きが止まったり区切ったりすることを嫌います(初めての時は形を覚えるためにあえて区切って稽古することもあります)。

 今回の左右転換は左足前レの字から右足を開き、右足を戻して左足を開き、右足を前に進め、左足を開き、左足を戻して右足を開き、左足を前に進め........を繰り返し、一線上をまっすぐ淀みなく前進します。

 慣れないうちはどうしても途中で引っかかりがちになりますが、次第にスムーズに動けるようになります。この時に重要となるのが中墨右路左路と呼ぶ中心と左右の軸線です。これが一線上でしっかり一致しているとこの歩法だけでかなりの力が出るようになります。

 またこの歩法は太刀を持っても行います。その際は切っ先または物打ちを一線上に合わせ、身体と太刀の一致を目指します。

 この稽古はある程度滑りやすくしておいた方が覚えやすいので、靴下の着用をお勧めします。